投げ餅の製造工程
長年の経験による厳しい目と熟練(原料・精米・浸漬・蒸し・搗き)により、より良い商品を皆様にお届けしております。
多くの機械設備を使用いたしますが、基本的には出来るだけシンプルな昔からの製造方法にておこなっております。
もち米は当然、くず米・中米・ではない整粒のみの国内産水稲もち米を使用し、もち粉・コーンスターチなどのいわゆる混ぜ物は一切使用しておりません。
機械ではありますが餅は杵搗きですから、羽根が回転する家庭用餅搗き機や、練り出し機によって作られた餅とは伸び・コシの強さが違います。
餅取り粉は、精米後の二次小米取り機で選別除去した小米や、色彩選別機でもち米から選別除去したうるち米を、粗挽き製粉機さらに高速粉砕機できめ細かく自家製粉した米粉を使用しております。市販のでんぷん(原料は馬鈴薯)を餅取り粉として使用してはおりません。でんぷんを使用すると、お餅を煮た時にとろみが出るのと、米には米というこだわりがあるからです。
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低温倉庫
平成20年、5坪低温倉庫を精米工場隣に新設
昭和63年に設置した3坪の倉庫は資材置き場に変更。
今では珍しくありませんが、63年当時はまだ
近隣の米穀小売店にはほとんど無かったようです。
弊店ではもち米を扱っていたので、いち早く導入いたしました。 |
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低温倉庫の中の玄米 |
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精米ライン
玄米色彩選別
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玄米石抜き→ 精米 → 精米石抜き →乾式無洗米処理 →
一次小米取り →色彩選別(うるち米選別)→
色彩選別(着色米・不良米選別)→二次小米取り → 計量
5馬力の精米機に対して、余裕の20チャンネル
など、色彩(ガラス)選別機を2台使用。
最初の色彩選別機でうるち米選別、次のガラス選別機で着色米(異物)選別。
補助タンクに戻して着色米選別とうるち米選別、
さらに戻して、うるち米選別、着色米(異物)選別。
うるち米選別・ 着色米(異物)選別をそれぞれ3回づつ行います。
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製粉機
餅取り粉として使う米粉を自家製粉します。
米粉の原料は精米後の二次小米取り機で選別除去したキレイな小米や、色彩選別機でもち米から選別除去したうるち米、うるち米から選別除去したシラタ米などです。
写真右側の製粉機で粗挽きしたのち、さらに左の高速粉砕機できめ細かく製粉します。
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製粉仕上げ
ふるい機に掛け、最終チェックします。
二種類の細かさの異なるメッシュを備え、二度掛けします。
けっこう手間が掛かります。
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浸漬タンク
ポンプでタンクに搬送して一晩浸漬します。 |
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蒸米・餅搗き機
水切りされたもち米は浸漬タンクから蒸米
機に自動供給され連続で蒸されます。そし
て餅搗き機により餅が搗き上がります。
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小餅切機
搗き上がった餅は小餅切機にうつされ
粉振り機で米粉をまぶされながら、小
餅に切られていきます。
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放冷コンベア
3列に並べられた小餅はコンベアによって
搬送され、その間空冷ブロワーにて冷まさ
れます。
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自動整列・投入機
冷まされた小餅は自動整列・投入機に
よって1個ずつ包装機に入ります。
当店では、衛生面も配慮し、基本的に
人の手で餅を包装機には入れません。
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包装機(出口)
このようにして包装され、祝餅(投げ餅)
が出来上がります。
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